
ALASKA
- 回復のレンダリング
- 村上 裕
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この度、ALASKAは、2020年10月4日(日)から31日(土)まで、「回復のレンダリング」村上 裕 展 を開催いたします。
村上 裕は、2000年代の初めから、ペインティング、インスタレーション、パフォーマンス、音楽制作など、さまざまな手法を用いて、生活者としての視点から日常生活と連続した表現活動を行なっています。
自身の過酷な労働体験の記憶をもとに、社会、政治的なシステムと資本をめぐる構造や、その病理、それらを発生させている歴史的なトラウマおよび、その回復へと目を向けるようになります。
2016年頃からは、パートナーの出身地である、モスクワを中心とした、「モスクワ・ロマンティック・コンセプチュアリズム」※(1) に共鳴し、異なる社会システム下での人々の生活や、思想、文化的コードとその働き、地理的、歴史的背景へと思いを巡らせています。
本展示においては、期間中、作家の日常的な制作の場である自宅スタジオをギャラリースペースに移設し、公開録音を行うと同時に、新型コロナウイル影響下に、パートナーと初めて東京ディズニーランドを訪れた、新作映像作品および、過去作品を再編集した構成により、私的な領域から、回復の可能性を探ります。現在開催中の横浜トリエンナーレ2020、エレナ・ノックス 『ヴォルカナ・ブレインストリーム(ホットラーバ・バージョン)2019/2020』にも出品中。
※(1)「History becomes form Moscow Conceptualism」
/Boris Groys/The MIT Press 2010
◯「回復のレンダリング」村上 裕展 開催概要◯
会期: 2020年10月4日(日)-31日(土) ※ 会期中の土・日のみオープン
時間: 13:00〜18:00
イベント:スタジオスペースにて、作家による公開録音を実施 ※ 期間中の毎土曜日
会場:ALASKA
住所:〒131-0044 東京都墨田区文花1丁目12-10文華連邦内 http://bunkaunion.com
入場料:¥500
企画: ALASKA
村上 裕 Hiroshi Murakami
1983年静岡生まれ、東京在住。
2018年 Atlas展 東京藝術大学
2017年 「Seeing Through the Garden 東西の自然観から物語へ」
Atlas展 2018年
香川県 引田地区周辺 東京藝術大学、シカゴ美術館付属美術大学共同展示他
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